模型やらマンガやらPC等々趣味三昧の雑談投げやり系放談
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パスカルメイジ線画





「シルドブレイブ」がモス・ポールされてから40年の歳月が流れた。
その間、太平洋上にグランドロアが発生し、海上輸送がより重要視されるようになったが、それに伴い海洋テロ集団も再び活動を活発化させるようになった。

しかし、各国海軍は既に50ノット越えの高速艦艇を多数配備しており、今更「シルドブレイブ」を再役させる必要もなくその処遇を決めかねていた。ちょうどそのころ民間護衛会社のharu-nico警備保障では、海上護衛をするにあたり、各社から提供される艦載兵器のテスト評価用のプラットフォームを新造または適当な艦艇の購入を検討していたが、たまたまヨーロッパに出張中だった担当者が「シルドブレイブ」の元乗員と出会い、「シルドブレイブ」の存在を知ることになる。

早急に調査したところ、この艦は40年以上前に建造されたものの、竣工後わずか4年で手厚くモス・ポールされていた為、船体自体の老朽化は殆ど見られず、また破損箇所も主要構造部分から外れていたので、現在の技術であれば同クラスの新造艦を建造するよりも遙かに安いコストで復旧する事が可能である事が判った。

すぐさま担当者はNATO海軍との交渉を行ったが、NATOも渡りに船、2つ返事で「シルドブレイブ」の譲渡を決定した。こうして「シルドブレイブ」はharu-nico警備保障の所属となり、「パスカルメイジ」と艦名を変更することになった。

しかし太平洋で運用するには、あまりにも航続力が短かいしグランドロア周囲では航用性にも問題があった。そこで船体補修時に船体を覆い尽くすようなバルジを取付、その内部に燃料を搭載する事にした。このバルジ部分は一種の複合装甲の役割もしており、喫水水線下の攻撃を受けた場合、その爆発力の大部分を吸収し、艦内部への被害を最小限にとどめるようになっていた。

燃料搭載量が増したものの、それでも航続距離は十分といえないので、プロパルサ(ポッド式スクリュー)も装備した。プロパルサ自体の旋回機構は後部短SAM用のVLSを撤去することで確保したが、その代わり短SAMの4連装水平ランチャーを装備することで攻撃力の低下を防いだ。

このような改造で航続距離は延びたが、速力の低下が著しく、ウォータージェット機関を過負荷出力させても40ノット迄達しなくなった。しかし対海洋テロ集団用に開発された兵装の実験をするには、どうしても速力は40ノット以上出ることが必要であったので、最も抵抗に支障があるプロパルサ部は着脱式とされた。この為、プロパルサがあるにもかかわらず舵は残されることになった。(余談ではあるが、緊急時にはプロパルサ部を爆落させることも可能である。)

尚、このウォータージェット機関も超電導推進機関への改装も検討されてはいた。プロパルサと超電導機関の組合せであれば、軸流シャフトを使用するウォータージェットの機関部を艦底部に持っていく必要もなく、機関から煙突までのダクト長も短くなり艦内スペースに余裕が生まれるのだが、改装に新造艦と同じくらいのコストがかかるため中止となった。

パスカルメイジ





再就役した「パスカルメイジ」は当初の目的通り、元々持っていたMEKO式コンポーネント設備を使用し各社が提供してきた兵装の運用試験を行ったが、コンペが行われる場合が多く、似たような兵装を重複して装備する場合が多かった。また、システム自体が40年前のためかうまく艦のシステムと兵装システムとがリンクせず、155mm砲やレーザー近接防御兵器等、その機能を十分発揮出来ないものもあったのも事実だ。ただ護衛任務に就いた場合、例え使用出来ないとしてもテロ集団にとってはそれなりの威嚇になったようだ。

こうして「パスカルメイジ」はharu-nico警備保障で第2の人生?を送ることになるが、やはり民間企業だけあって、運用試験より護衛の実務に運用されることが多かったようである。

(注! これは「パスカルメイジ」用の解説イラストを作る際の裏設定であって、アニメの公式設定ではありませんのでご了承下さい。)
パスカルメイジの模型
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ワタ艦というサイトを運営しているワタです。
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タカラの浴玩「世界の艦船」シリーズの解説書イラストを担当させて頂いき、これまでに「世界の艦船 第4、5弾」と「世界の艦船スペシャル 亡国のイージス、「男たちの大和」、「パスカルメイジ」、「日本沈没:しもきた」、「海上自衛隊潜水艦史」、「空想科学潜水艦史」を担当させて頂きました。

また、モデルアート社の「1/10日本海軍戦艦大和」や、Modeling Guide「日本海軍戦艦大和」でもイラストや記事を書かせて頂いてます。

その他に毎年8月末に船の科学館でフネカンというイベントを行う予定ですので是非遊びに来て下さい。

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